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ミツマタを使ったデザイン [フラワーデザインいろいろ]

まずは、前回の記事にて…
「7月5日 午後3時30分」、
時を同じにし、
皆さんどのように過ごしているのかな?っと思ったり、
なんだか繋がっている感じもし、
それぞれの時間が垣間見れ、とっても楽しかったです。


さて、最近プライベート記事が多く…ここらで本職を記事にしとこうかな。(^^ゞ
今日は、先生ではなく生徒としてレッスンした作品をご覧頂こうと思います。

初めて読まれる方のために…
 私ちかは、マミフラワーデザインスクールの登録講師であります。
 講師になり2年。まもなく3年目になります。
 二人のお世話になっているお師匠先生の下、アシスタント先生として主に活動しております。
 月に一度だけ、メイン先生としてのレッスンをしてたりも…
 まだまだひよっ子な講師であります。

そんな私、一ヶ月の中、先生にもなり生徒にもなります。
なぜって?
 まだまだ未熟な技術をアップさせたい。っというのが大きな理由です。
 それと、未熟だからこそゆえに、
 お花に触れていないと、ドンドン技術が低下していく気がするからです。
 なので、月に数回生徒になります。


時には、マミフラワーの本部の先生方に習い…
時には、お師匠先生に習い…
そんな感じで月に数回生徒になります。

今日は、マミフラワーの本部の先生方に習っている
「花くばり」というレッスンで制作したものをご覧頂こうと思います。

花くばりとは何?っとお思いかと…
 お花を生ける際によく使うお馴染みのベース、「吸水性スポンジ」や「剣山」。
 これらを使わずにお花は生けられないものか?
 そこで考えられたのが「花くばり」です。

 お花を立たせるベースから作ります。
 そのベースに使用するものは、自然素材のもの(枝・葉・茎など)を使います。
 そのベースにお花を生ける…ベースを隠さずにそのまま見せるデザインもできる!
 そう!ベースを隠すのではなく見せてしまおう!
 っという、今までとは違ったアレンジメントが作れるレッスンなのです。

マミフラワーのレッスンでは、「花くばり」というレッスンがあります。
「花くばりのみ」のレッスンカリキュラムもあるんですよ!
詳しくは、マミフラワーのHPをご覧くださいませ。


このベース作り、時にはなかなか手ごわかったりもします。
それも一つまた一つと技法を学んでいくうちに、
自然と自分で応用できる技術が身に付いています。
何事も経験! 経験して理解できる部分ってありますよね。
それだと思います。

またまた前置きが長くなりました。m(__)m

さ~どんなのを作ったかご覧頂こうと思いま~す。

タイトルにもありますが…
「ミツマタ」という樹木を知ってますか?
 ↓こちらです。
 ミツマタ-1.jpgこのようなお花が咲きます。
 ちょっと写りが悪くてごめんなさい。昔の写真から引っ張ってきました。

 なぜミツマタという名がついたか?
  枝先が上の写真のように三つに枝分かれする。
  そこからその名がついたと言われてます。
  面白い植物ですよね。

 あと、ミツマタは「和紙の原料」としても使われています。

このミツマタ、
お花の世界では上のように生の木を使う時もあります。
ですが、生のものは季節のもの。手軽に入らない時もあります。

そこで、よく使われるのが…↓こちらです。
 ミツマタ-2.jpg今回のレッスンのベースです。
 これは、ミツマタの生木の皮を剥ぎ漂白しているドライ素材です。
 季節を問わず手に入る便利な素材です。

これを使ってベース作りを…色々アイデアは浮かびました。
そこで私は…
この枝を切ったり・折ったり・曲げたりせずにそのまま使ってあげようと思いました。

何も加工せずにベースを作れるのか? しばし考えます。
それは単純な発想からのアイデア。 この枝たちを絡ませあうだけ。

テーマは、「支えあい」です。

人と人、人と植物などなど…色々な支えがありそれぞれ生きている。
それをテーマに作りました。

そこで出来たのが…↓こちらです。
 花くばり-1.jpgこんな感じに作りました。

ちょっと簡単に説明などを…
 ↓上の部分は…
 花くばり-2.jpg適当に絡んであるだけです。
 バラバラにならないように、お互いの枝を適当に絡ませてあるだけです。
 あとは、下部の細い枝でどう立たせるか?
 その細い枝同士も立つように絡ませ合わせました。

 ↓そして…
 花くばり-3.jpgこんな感じで立ってます。
 下の枝の長さは微妙なバランスを取りながら、長さを揃えてあります。


 ちゃんとこのベースだけで立ってるんですよ!
 ちょっと職人芸的な部分かも??(^^ゞ

 単純なほど、難しいです。

 そこにお花を一輪…
 スプレーウィットという種類の「ミニバラ」です。
 このお花、私大好きなお花です。
 数あるお花の中から、一つコレをチョイス。

 ミツマタのベースとのバランスを考えてこの一輪だけ。
 これだけで十分だと思いそうしました。

 それも白色をチョイス。
 ミツマタの白色を、お花の色で消したくなかったからです。

 真っ白な世界に真っ白な花。それに緑の世界も溶け込み…
 私としては珍しく?とってもシンプルなデザインになりました。


この日のレッスンは、作品展の展示が終了した後。
そういうのもあり、アノ作品は色々な方々から支えてもらって出来た作品。
そんな気持ちがなんとなく強かったのかな…って今になって思います。(^^ゞ

そんな気持ちで作った作品でありました。


こうやって記事に書くことにより、作品をそして先生としてのレッスンをなど客観的に分析する。
ブログ、私としては良い場でもあります。

これからもドンドン作品を載せなきゃね!
今後もお楽しみに…(^^)v


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コメント 30

jinn

なるほど~
枝をひっくり返して支えるんですか。
脇役以上の存在感ですね☆
by jinn (2009-07-11 02:15) 

お茶屋

おぉ!
最初枝だけ見た時は
逆さまにするとは思いつきませんでした☆
まさにnice!ですね♪
by お茶屋 (2009-07-11 09:34) 

はくちゃん

おはようございます
素敵ですねぇ
あの枝って漂白していたんですね
おしゃれだなぁ~
飾りたいです 
そんなおしゃれなお部屋はないんですけどね
(^^)/

by はくちゃん (2009-07-11 09:56) 

pica

皮をはいで漂白ぅ???
そんなこと想像もしてなかったのでビックリ☆
ミニバラは可愛いよね~~(^_^)
by pica (2009-07-11 10:52) 

kiko1578

良い感じに仕上がりましたね。すっきり
しています。
by kiko1578 (2009-07-11 11:05) 

かいわれ

ミツマタ、うちの庭にも咲いてます。

by かいわれ (2009-07-11 11:06) 

mau

「お花に触れていないと、ドンドン技術が低下していく気がするから」・・・・すごく思います。
今の私かなーり低下中。
ワンデイレッスン申し込もうかな・・・
by mau (2009-07-11 12:22) 

michie

「花くばり」面白いですね。
展覧会でも色々な方法があるんだなぁ、と感心しました。
1輪だけで決めるの、流石!
ついつい色んな要素を取り入れたくなっちゃうと思うのですが。。。
by michie (2009-07-11 12:45) 

mimimomo

こんにちは^^
ミツマタは所謂いけばなの材料としても、こう言う姿で使いますね~ 生の木を使った記憶は、、、ないわーー
ところでこの薔薇のお花はドライフラワーですか?
こう言うシンプルな作品は大好きです(^ー^*
by mimimomo (2009-07-11 15:03) 

いけ麺

「花くばり」って、初めて知りました。
お花の世界は、ほんと奥が深いですねー(^。^)
by いけ麺 (2009-07-11 15:03) 

emuzu

うほッ、、、まさしく神業ですねo(´▽`*)/
by emuzu (2009-07-11 17:14) 

春分

うーん、私のイメージする「ささえあい」と違う。
なんだかがっしりしてないといやだー(って、わがままか)。
by 春分 (2009-07-11 18:40) 

うっしー

センスいいっすねぇ~(^0^)
こういうの好きです!
by うっしー (2009-07-12 07:20) 

baby_pink

枝をさかさまにして使うんですね~(・o・)
びっくりです♪
色々な方法に工夫を凝らしてこそ、奥深さも広がり
魅力も更に広がってくるのですね♪♪
すごいなぁ。。
by baby_pink (2009-07-12 09:09) 

御心

支えあい、素敵な作品ですね♪
これで立ってしまうんですね~と
素人ながら驚きです^^;
by 御心 (2009-07-12 11:05) 

木鶏

クリエィテブな思考がないと綺麗な
モノを作り上げることは難しいですね。。。
モノを多面的に観る洞察力の強さを
感じました。
by 木鶏 (2009-07-12 17:25) 

Greenmen

素敵です!
逆さに使ったことで、
“支え合う”感じがすごい伝わってきますね☆
見た目もほんと素晴らしいけど、
そのクリエイティブな発想は、脱帽モノですね(*^-^*)/
by Greenmen (2009-07-12 18:35) 

Pace

シンプルで清楚な雰囲気(’’)
流れるように絡まった真っ白な枝が
素敵です!
バランスをとって立たせてる技も
難しそうなのに、無理を感じさせない
ところがスゴイです。
by Pace (2009-07-13 00:07) 

masa

幹ってすごいよね〜
花束のレッスンしたとき
花束は上手になると立つんだよ〜って言われたの
思い出しました。。。
何でもバランスだね〜
バランス良いから安定感が生まれ
見ている、手にする人も安心感がでるんだと思うな
by masa (2009-07-13 00:26) 

piattopiatto

<玉ねぎコメレスで~~す>
生食、サラダのときは、最後に氷水でしめる・・・です
炒め物などには、切って放置・・水に浸けないです^^
わかりにくい文章すいません!^^
by piattopiatto (2009-07-13 09:39) 

奥津軽

どんなものでも材料になりますね
それを、活かす技術が凄いです いつも感心しています
by 奥津軽 (2009-07-13 10:50) 

mau-mauu

支え合っているというのが見事に
表現されてて、とても素敵です(^。^)
ちかちゃんの想いがシンプルに
伝わってくるよぉ。。。
by mau-mauu (2009-07-13 12:45) 

MOCOMOCO

そうそう、単純なものほど難しいんですね~。
個人的にはすっきりしたシンプルなデザインが好きなので、ちかさんのミツマタ作品、とっても好きです♪
スプレーウィットも好きなバラだわ~♪
by MOCOMOCO (2009-07-13 13:25) 

mitu

ご無沙汰しております。
なるほど~ガジュマルの木のようですね。
流石、先生ですね♪

ようやく退院となりました。
by mitu (2009-07-13 15:34) 

k-sakamama

こんにちは~
わぁ~素敵な作品!!
ミツマタをこんな風にして使かわれるアイディア
素晴らしいです。
「支えあい」まさにそうですね。
シンプルなデザインほど難しいといいますが。。
センスが光ってますね。


by k-sakamama (2009-07-13 15:50) 

なもにぃ

私は昔 趣味で絵をやってましたが

花も絵も写真も 画(え)であって表現ですよね。
素材や材料が違うだけで
色々と技量もありますがその人の性格も出ますし
だから面白い。

また遊びに来ます。
ではまた!
by なもにぃ (2009-07-13 21:16) 

ナビパ

生徒さんに教える。
自分も日々勉強なのですね。
大変なことですね。
頑張ってください。
by ナビパ (2009-07-14 05:53) 

父ちゃん

訪問&niceなどありがとうございます(*^_^*)
今日も笑顔で元気に頑張って生きましょう(^_^)v
by 父ちゃん (2009-07-15 06:18) 

GRACE

ラブリーものより、こういうクールな感じが好みです☆
とってもかっこいいですね!
by GRACE (2009-07-15 12:18) 

Delica☆

ミツマタに寄り添うバラ、
シンプルでありながらちかさんの世界観が
表現されていますね☆
by Delica☆ (2009-07-22 06:40) 

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